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旧市街をのんびり 自然と文化に浸る

更新しました:2017-12-11

公開日:2017-09-16

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旧市街をのんびり 自然と文化に浸る
ゆったり旅が楽しめるとして人気の大溪老城区(旧市街)。桃園市政府観光旅遊局は、大溪地区の観光を活性化させようと、大溪中正公園西側の大漢溪河岸段丘に沿って景観エレベーターと景観遊歩道を設置しました。公園内の「円形広場」には木造の古風な唐風東屋を設置し、かつて相撲場があった場所に土俵を復活させました。雄大な地形の美しさと大溪伝統の木工芸文化を感じていただけます。
桃園市政府観光旅遊局は「河岸段丘にある遊歩道は『スローライフ都市』を設計テーマに『飛橋卧波』、『崁津帰帆』、『霊塔斜陽』、『石門織雨』、『溪園聴滔』等の大溪八景を河岸段丘遊歩道と広場の設計要素に融合しました。遊歩道は、北は和平老街につながり、帆船広場から公園に入れ、段丘に沿って南へ向かえば鎮南宮広場に至り、視野が開けた場所に作られた張り出した見晴台からは、大漢溪全体が見渡せます。全長約450mの『河岸段丘遊歩道』は和平老街、中山老街、大溪木芸博物館を点、線、面でつなぎ、大漢溪の地質景観を俯瞰することもできます。奇石、河岸の景色、夕焼けが美しい大溪をゆっくりお楽しみください」としています。
 
「大溪中正公園」を全体として活性化するため、「桃園市政府観光旅遊局」と「中華民国相撲協会」は相撲場の復元を決めました。二度の説明会で住民代表、有識者の同意を得た上で、中華民国相撲協会の推挙で和泰興業股份有限公司が公園内の円形広場に屋外相撲場を寄贈することになりました。相撲場は相撲の理念である「公明正大な心、卓越した技量、不撓不屈の体力」を主要設計に取り入れ、四方の柱で構造を支えています。主要構造はすべてヒノキの自然建材を用い、ヒノキの香りが漂う相撲場では大溪の木工芸師の指導のもと、大きく弧を描く屋根が作り上げられました。木材は鎌継(かまつぎ)と呼ばれる方法でつなぎ、外観からは釘がまったく見えなくなっています。屋根は銅瓦で葺き、唐風の建築風格が大溪老街に新たな風を吹き込んでいます。

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