アンカーポイント「中平路故事館」は人や車がひっきりなしに往来する中平商圈内にあります。日本統治時代から残る公務員官舎で、屋根瓦、窓枠、引き戸、柱や梁等の建材はすべて当時のものです。完全に保存された建物の状態からは、当時の住民の生活の様子をうかがい知ることができます。建物は2010年「歷史建築」に登録されました。桃園市政府文化局による修復後は、アート展示、文化体験、クリエイティブ商品販売の場として、団体見学者にはガイドサービスも提供しています。
「中平故事館」は歷史の風情をたっぷり漂わせる1930年に建てられた日本式建築で、かつては公務員宿舎でした。敷地面積は30坪余り、二棟続きのこの住宅には、かつて山地課課長の王国治一家と教育局の廖運全一家が前後して入居し、四世代60年にわたり暮らしていました。 
この老建築の最大の価值は、文化を残していることです。2007年に住民が転居した後、2010年「歷史建築」に指定され、桃園市政府文化局による修繕が2013年より始まりました。およそ2年を費やし、2015年5月ようやく「中平路故事館」として公開されるようになったのです。 ここでは「一所に一物語」の方式で、昔日の暮らしを浮かび上がらせています。炊事場の大きなかまど、地下倉庫内の豆炭、豚舎でブタを飼う庶民の暮らし、裏庭の井戸でスイカを冷やした夏の思い出、畳の間の設えなど、「中平路故事館」はレトロな記憶を蘇らせる温度を備えた老建築です。 「中平路故事館」では、日常を映した古い写真や当時の文物を展示し、また文創エリア、アート展示、講習会、客家文化体験などの企画を通して、老建築の風貌を描き出そうとしています。 また、客家伝統の食を守り伝えようと、「中平路故事館」では「客味茶席」を提供しています。客家語で「食飽沒siid bau′ mangˇ(ご飯食べた?)を」メニューのテーマとし、麵食セットもティーセットも、客家風味に重点を置き、複雑な料理手法は用いていませんが、勤勉で倹約な暮らしの中にも美味を追求する客家人の生活哲学を表現しています。 「中平路故事館」では懐かしい雰囲気の中、訪れる人を歷史の彼方に引き寄せ、老建築の物語を味わうと同時に、自身の物語をここに残し、物語のパズルの一ピースとすることもできます。 本区の写真と文章はすべてInstagramから引用しており、写真と文章の著作権は原作者に属します。
観光スポット情報
電話 03-4255008
営業時間 日曜日:10:00 – 17:00
月曜日:店休
火曜日:店休
水曜日:10:00 – 17:00
木曜日:10:00 – 17:00
金曜日:10:00 – 17:00
土曜日:10:00 – 17:00