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桃園忠烈祠と神社文化園区(桃園忠烈祠暨神社文化園區)

更新しました:2023-05-04

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桃園市虎頭山上にある桃園市忠烈祠。その前身は1938年に創建された「桃園神社」です。台湾では最もよく保存された日本統治時代の神社で、唐風、日本風、台湾近代風が融合した建築様式に、最高級の台湾ヒノキを用い建てられています。1994年に国家三級旧跡に指定されました。歷史的、文化的価值が非常に高く、映画「KANO」の撮影も行われ、観衆を1930年代に引き込む重要な役割を演じました。
日本統治時代、台湾では皇民化運動が推進され、台湾全島で200余りの神社が建立されました。桃園神社もその時期に建てられたものです。山上にあるため、西南方の桃園市内を一望でき、市中心の開漳聖王廟までをおおよそ見渡すことができるため、民衆守護を象徴していました。


日本の戦敗、日華断交を経て、多数の神社は参拝する人もなく取り壊され、或いは改修される運命に直面しました。桃園神社も1950年に桃園県忠烈祠と改名はされましたが、唐風の建築様式、最高級台湾ヒノキを使った建築から、歴史芸術の保護を前提として、特に慎重に保存が行われています。現在、台湾及び日本国外では唯一の完全に保存された神社建築です。

現在の桃園忠烈祠と神社文化園区、神を祀る「本殿」、一般の信者が参拝する「拝殿」、神職や管理員が事務を執る「社務所」、参拝前に手を洗い口を漱ぎ清める「手水舍」等からなり、鳥居、石灯篭、高麗犬、神馬像、参道等も残っています。建築材料には質の高いヒノキ、スギを用い、大木の構造そのままに、梁や柱はほぞ接合で固定する厳密な工法設計は、匠の高い技術を伝えており、人の胸を打つ忠烈祠の荘厳さの基礎となっています。

成功路脇の階段を上って行くと、神社に続くまっすぐな参道を見ることができます。中門と拝殿との間はこの参道により繋がれ、桃園駅まで繋がっています。神社の周囲には松の古樹が多く、緑豊かな静かで落ち着く環境ですが、桜の季節になると、ロマンチックな花々が神社の質朴な雰囲気に柔和な彩りを添え、秋には神社前の庭園と駐車場周辺で赤く色づいた紅葉が見られ、四季折々に違った顔を見せてくれます。拝殿前の石段から神社全体を見渡せば、緑に包まれた静謐な雰囲気をしみじみと感じられるでしょう。

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観光スポット情報

電話 03-3325215
営業時間 09:00~17:00

施設

  • 解説/ブリーフィング
  • バス停
  • トイレ
  • 停車場

交通情報

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